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ラバーの寿命とは?張り替え時期と判断方法

ラバー

ラバーには寿命というものが存在します。

栄喜シャチ
栄喜シャチ

同じラバーをずっと使い続けていたり、長い間メンテナンスを怠って放置していると劣化してラバー本来の性能が低下してしまいます。

そのためラバーは消耗品として扱われ、新しく張り替える必要がありますがどこからがラバーの寿命と判断するのか、張り替えのタイミングはいつなのか?

ここでは元卓球専門店スタッフが教える、ラバーの寿命に関する張り替え時期や寿命の判断方法についてご紹介します。

ラバーの寿命について

よく耳にするラバーの寿命というのはラバー表面の摩耗や経年劣化によりラバー本来の性能が発揮しないことを指しております。

ボールを打球し続けたり、ラバー表面を手や布なので埃を拭き取ったりすることで徐々に徐々にラバーが摩耗していきます。

そのため卓球ラバーは消耗品と言われており常に買い替える必要があります。

栄喜シャチ
栄喜シャチ

私も頑張って摩耗しきったラバーを使い続けた時がありましたが、同じラバーの新品に貼り替えた時の違いが別次元過ぎて笑っちゃいましたね。

ラバーの寿命の判断方法

ではどのように寿命と判断するのでしょうか?

実は明確に「こうなったら寿命」というのはなく、ラバーの寿命だと判断するのは人によって様々です。

ではどのタイミングで張り替えているのか、代表的な寿命のサインや張り替え時期の判断方法をまとめました。

ラバー表面が白くなる

ラバーを使い続けることでラバー表面が白くなる現象が起きます。

これはラバー表面が摩耗していくと発生するもので、白みがかってきたら買い替えると判断する人が多数です。

またこれは裏ソフトラバーに見られることですが、白くなると同時にラバー表面に丸い粒のような跡が浮いて出ることがあります。

この現象はラバーが摩耗してラバー表面のシート(ゴム)の裏側まで透けて見えるために起こる現象です。

ここまで来たら張り替え時期が来たと判断して良いですが、耐久性の高いラバー(粘着性ラバーなど)は白くなっても一定の性能を維持するためそのまま使い続ける人もいます。

ラバー性能の低下を感じた時

単純にラバーが新品の頃に打ってた球質に対して性能が低下したと感じたときの判断方法です。

サーブやドライブなどで回転量が減ってしまったり、スピードや威力に衰えを感じるようになったら寿命と捉え、ラバーを張り替えます。

ラバー性能に敏感な人やハイエンドラバーになるほど顕著に性能低下を感じやすくなります。

そのため同じ練習量でも人によって寿命の感じ方が異なり、長いと感じる人もいれば短いと答える人もいます。

ラバーの寿命を伸ばすには?

ラバーの劣化や摩耗でラバーの寿命を完全になくすということは出来ませんが、メンテナンス次第では劣化や寿命を遅らせることは出来ます。

ラバーの寿命を遅らせる方法についてまとめました。

クリーナーで清潔に保つ

試合や練習後にクリーナーでラバー表面をホコリや汚れを拭き取ることで、ラバーの性能を維持することが出来ます。

ラバー表面に付着するゴミやホコリはラバーの回転性能や摩耗に影響するため、こまめにメンテナンスを行いましょう。

なお、試合や練習中にホコリが気になる方は息を吹きかけるだけでも、ある程度効果があります。

保護シート等でラバー表面を保護する

ラバー表面を吸着するように覆う保護シートなどを使うことで、キズやホコリなどからラバーを守ってくれます。

ラケットを収納するケース内でラバーにキズがつくすることを防いだり、ラバー表面のホコリを除去する効果も持ちます。

なお、表ソフトなどの異質ラバーは卓球大手メーカー「ニッタク」が出している「ラバー保護袋」がおすすめです。

新品の卓球ボールに付着した粉を拭き取る

新しく使う卓球のボールは白い粉が付着してることがあります。

これはボールの製造過程で発生するもので、この白い粉がラバーに付着することで回転性能の低下や摩耗のスピードを早めてしまう原因になります。

乾いた布きんなどでボールを軽く拭くだけでも効果的です。

異質を含めたラバーの張り替え時期

ラバーの寿命の長さは全て同じではなく種類ごとに異なります。

卓球ラバーの平均寿命について異質ラバー別にご紹介します。

練習量によって寿命の長さは異なりますのでここでは週2~3程度と仮定しておきます。

高弾性裏ソフトラバー

高弾性ラバーは初級ラバーから上級ラバーまで幅広く展開されており、その殆どが長寿命で張り替え時期は3~5ヶ月程度となります。

テンションラバー

ラバー自体にテンションによる負荷が元々ある状態のため寿命は短めです。

シートの状態にもよりますが張り替え時期は1~3ヶ月程度になります。

粘着ラバー

シート(ゴム)が非常に丈夫であるため摩耗が少なく、摩耗を起こしても性能が衰えにくく、長く使うことが出来ます。

張り替え時期は4~6ヶ月程度になります。

表ソフトラバー

裏ソフトと違い、見た目で寿命を迎えたかどうかの判断は難しいです。

そのため打球時の回転性能や弾みの衰えを感じた時が張り替え時期となります。

目安としてはおおよそ5~6ヶ月程度になります。

粒高ラバー

表ソフト同様見た目での判断が難しく打球時の違和感も感じにくい傾向にあります。

表面の粒が取れてしまったり取れそうになった時が張り替えのタイミングと思ってください。

ラバー寿命は長く6ヶ月以上になります。

アンチラバー

ラバー表面がサラサラした摩擦のないアンチラバーは寿命がないと言っても過言ではありません。

ただしラバー表面のメンテナンスを怠ると回転やコントロールに影響を及ぼします。

ラバーの劣化(亀裂が入る等)など物理的な欠損が出た時が張り替えのタイミングです。

まとめ(張り替え時期を適切に見極めましょう)

卓球ラバーに愛着を持ったり金銭的な理由から同じものをずっと使っていたいという気持ちはあると思いますが、自身の卓球に悪影響を及ぼしてしまうことのないようラバーのメンテナンスを怠らず、寿命が来たら惜しみなくラバーの張り替えを行いましょう。

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