試合の対戦相手が粒高ラバーを貼っていたらあなたはどう思いますか?
粒高ラバーに苦手意識を持ってたり対策をしてない人にとっては厳しい戦いになりそうと考えたことはないでしょうか?
今記事ではそんな粒高ラバーに対する対策や効果的かつ具体的な3つの戦術について解説していきます。
私にとって対戦相手が粒高ラバー使用者だとラッキーだと感じます。
プロ選手も実践してる対策など詳しくお伝えしていきたいと思います!
粒高ラバーとは?
まず粒高ラバーを知らない人に説明すると、粒高ラバーとはラバー表面が凸凹しており、粒がイボイボ状に並んだラバーです。
主にカットマンや前陣異質型に使われることが多く、守備型としての性能に優れてます。
関係ないですが、イボイボを指でなぞるのが気持ちよくて楽しいです。笑
人のラバーでやるときは程々にしましょう。
粒高ラバーの特徴
粒高ラバーの特徴は相手ボールの威力を抑え込み、ボールの回転を自在に操れるところにあります。
回転を自在に操れると言えば凄いことのように聞こえますが、実際には相手の回転を利用してボールに変化を加えるといったことが出来るという意味です。
どういうことかと申しますと、例えば相手のドライブ(上回転)ボールに対して粒高でブロックをするとき、粒高ラバー表面の粒の倒し方によって下回転にして返したりナックルボールにしたりなど、相手の上回転ボールからいろいろな回転に変化させることが出来るのです。
このように粒高ラバーを苦手とする人は回転変化がどのくらいあるかがわからないことが主な原因です。
今まで出会った中で粒高ラバーを上手に使いこなす人がいて、その方の回転変化は頭を抱えるほどに巧みにボールを操り、強烈なドライブを打ち込んでもブロックで2バウンドするほど短く返されることがありました…。
得意不得意に限らずそのときはもう惨敗でしたね。笑
粒高ラバーの弱点
粒高ラバーの弱点として大きく3つ挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ここから見えてくる戦術も出てきますので、粒高対策したい方は要チェックです!
①:回転をかけられない
粒高ラバーの特性上、打球時のラバーとボールの接地面積が少ないため、自ら回転をかけることが難しいのです。
これはどの粒高ラバーを使っててもほぼ同様で、相手の回転を利用することに意義があるため、粒高ラバーを使ったサーブはほぼ使えません。
粒高ラバーでのドライブはギリギリ打つことが出来ますが、旨味がありません。
やはり粒高ラバーは相手の回転を利用した戦い方をしたほうが効果的と言えます。
②:強打が決まりにくい
相手ボールの威力を抑えられる反面、ボールに威力を乗せられないデメリットがあります。
そのため粒高ラバーでスマッシュやドライブを打ってもスピードや威力が不足するため、返球されることが多いです。
粒高ラバーで攻撃に転じるならプッシュを多用したほうがより効果的ですが、一発で決まることはあまりなく、攻撃されたときの恐さも与えられません。
③:対策されてると戦術が通用しない
上級者になるほど粒高ラバーが通用しないのには理由があります。
なぜなら極論、粒高ラバーの戦い方は誰が使ってもほぼ同じなので粒高の性質を理解していることはもちろん、粒高ラバーの戦い方を逆に利用して勝ち筋を組み立てているからです。
ドライブに対してブロックで対処するなど、粒高ラバーが取る行動がほぼ同じなのです。
粒高ラバーを使う人はラケットを反転してブロックやカウンターを織り交ぜないと上級者相手に立ち向かうのは難しいのです。
粒高ラバー対策の効果的な戦術3選!
粒高ラバーへの基本的な対策として以下3点を実行していくことで苦手意識は9割以上減ることでしょう!
私が実際に粒高ラバーに対して使う対策です!
ぜひ参考にしてください。
①:サーブはナックルボールか上or下回転に絞る
粒高ラバー相手に繰り出すサーブの回転はナックルか上or下回転をおすすめします。
理由としては粒高ラバーの回転変化を予測しやすくするためで、例えば上回転サーブを出せば下回転となって返ってくるので、そこをドライブで狙い打つことが出来ます。
変に横回転サーブを出してしまうと、回転が残っていたり予測困難なボールとなって返ってくるため、サーブの回転はなるべく単調な回転に絞って、先の展開まで戦術を立てましょう。
特にナックルボールは粒高ラバーが苦手とする回転で、返球が甘くなることが多いです。
よっぽどでない限りレシーブで強打されることはあまりありません。
プロ選手も使う対策のひとつです。
②:攻撃時はフォア側へ
粒高ラバーに対して攻撃を仕掛けるならフォア側に狙いましょう。
基本的に粒高ラバーはバック面に貼ってることが多く、ボールの正面に立って打つことで安定して打ち返してきます。
そのため相手はバックに構えることが多いためフォア側への対処がワンテンポ遅れ、バック側ほど質の良い返球になることはありません。
その隙をついて積極的にフォア側へ攻めましょう。
コースが単調にならないように3本に1本はバック側など工夫を凝らしましょう。
③:深いボールと浅いボールを打ち分ける
前陣異質型にとってバウンド直後のボールを捉える必要性があるため、相手コートの深いところや浅いところを狙って打ち分けましょう。
…とはいってもラリー中にそれを狙って打つにはかなり難しいです。
そのため誰でも出来ることとして、サーブの長さを変えることです。
相手の懐に入るような長いサーブやネット際の短いサーブを狙って相手の足を動かせれば上出来です。
もしドライブで狙えるなら深いボールはスピード系、浅いボールはループドライブで打ち分けるといいでしょう。
まとめ(粒高ラバーに対する戦術は立てやすい)
粒高プレイヤーはやることが大体決まってくるのでそれを踏まえて戦術を組むことが大事です。
自身の技術云々ではなくサーブからの戦術として組み立てられれば脅威に感じることはありません。
逆に粒高の性質を利用してやるぐらいの気迫で行きましょう!
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